【因美線駅巡り編】中国・四国 ローカル線駅巡り in 2015 Part3

中国・四国 ローカル線駅巡り

先日は北海道の駅をいくつか巡りましたが、今回の旅行は主に中国地方(おまけで四国)の駅をいつくか途中下車をしながら巡りました。
北海道とは違う味わいの駅が多くありますので、気になる駅がありましたら駅の廃止や駅舎の建て替えになる前に訪れてみてほしいです。この旅も非常に「ローカル感」を味わえると思いますので、ゆるくご覧ください!!

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Part3 米子→鳥取砂丘→因美線駅巡り→米子

三日目 旅程

米子
↓山陰本線 普通列車
鳥取
↓バス 日ノ丸自動車 
鳥取砂丘
↓バス 日ノ丸自動車 
鳥取
↓因美線 普通列車
美作滝尾
↓因美線 普通列車
知和
⇓ 徒歩
美作河井
↓因美線 普通列車
智頭
↓因美線 普通列車
鳥取
↓山陰本線 普通列車
米子  ネットカフェ泊

今回は早朝の米子駅からスタート。
ネットカフェを出た後は米子駅まで徒歩で向かい、すぐに鳥取行きの普通列車に乗り込みます。

↑外はまだ朝焼けで紫色になっています。

列車で鳥取駅に到着後、路線バスに乗り込み向かった先は、鳥取といえばここ「鳥取砂丘」です。

↑砂丘の入り口は意外と緑が多く、海に向かうと突然砂の世界に変わります。

最も目立つ丘は「第二砂丘列」であり、別名「馬の背」とも呼ばれます。この馬の背以外にも第一砂丘列から第三砂丘列まであります。
馬の背は最大傾斜は約32度、標高は約47mほどあり、かなりデカいです。すぐ横が海なので上に登ると周囲が一望できます。
参考→馬の背を登ろう/砂丘事務所/とりネット/鳥取県公式サイト

↑遠くに見える小さな粒が人!初めて来た際はスケールの大きさに驚きました。

あまり人が立ち入っていない場所を見ると、条件が良ければこのような風紋を見ることができます。風紋は砂が乾いており、固まっていない条件で適度な風が吹いているとできます。
参考→砂丘はキャンバスだ!砂と風がつくりだす芸術作品/砂丘事務所/とりネット/鳥取県公式サイト

↑朝早く来た方が人が立ち入っていないため見やすいかと思います。

砂丘は100m毎に杭が建てられており、格子状に番地がふられています。番地ごとに風紋の見えやすいポイントや砂丘植物の生息しているエリアがあるため、下記の「鳥取砂丘中心部探検マップ」を参考に訪れてみてください。
参考→探検マップおもて2018_10校正1

↑基本的にAからPまで連番ですが、第二砂丘列の稜線にだけTが振られています。
↑砂丘の入り口からまっすぐ歩いてきたところには観光客が多いですが、横にそれると比較的人は少ないです。

砂丘には他にも砂丘センターから伸びる観光リフトやラクダに乗れる体験、砂の美術館、砂丘の砂で蒸し焼きにした「砂たまご」なども楽しむことができます。
最もメジャー?な観光地だけあり、楽しみごたえがありますので訪れてみる価値はありです!
注意としては訪れる際は歩きやすい靴で行きましょう。砂の上は思っている5倍は疲れます、、、

↑鳥取砂丘ビジターセンターには足洗い場もありますので、砂丘散策終わりに活用してください。

一通り堪能したため、路線バスで鳥取砂丘を後にします。

↑砂丘へ向かうバスはいくつか系統や運行会社があるため、事前に確認してみてください。

鳥取駅に戻ってきました。ここを発つ前に少しだけ周囲を散策します。

↑鳥取駅は立派な高架駅、2025年にはなんと自動改札が導入されたとか!

鳥取駅の近くには鳥取県で最初にできたスターバックスがあります。
オープンは2015年の3月、この旅行の5か月前です。ほとんどスタバに行かない作者ですが、鳥取県のスタバということで今回は立ち寄り、なんちゃらフラペチーノを頼みました。

↑スタバではMacBookを開くかノートを開いて居座るのが礼儀と聞いていましたが、不覚ながら今回持ち合わせていませんでした、、、

鳥取観光を堪能した後、今回は「因美線」に乗っていきます。
因美線は鳥取駅から岡山県の東津山駅を結ぶ路線で、鳥取駅~智頭駅は特急「スーパーはくと」が走行していますが、智頭駅~東津山駅は優等列車のないローカル線となっています。

今回は鳥取駅から智頭駅までの列車に乗り、終点の智頭駅へ向かいます。

↑車両は智頭急行の気動車でした。

智頭駅からはローカル線御用達のキハ120系の津山行きに乗って津山方面に向かいます。
本日は因美線のこの区間について途中下車しながら巡っていきます。

↑智頭駅から津山駅の間は2026年現在で一日片道7本から8本、特に午前中は非常に少ないです。

まずは一駅目の途中下車です。列車の本数が少ないため、途中下車は計画的に実施しましょう。

↑ホームから引きで列車を見送ります。松の木などの植え込みがいい雰囲気を出しています。

一駅目は「美作滝尾駅」です。
この駅は1928年の開業当時からの駅舎が残っている駅です。現在2026年からするとほぼ100年前から使用されています。2008年には登録有形文化財に登録されています。

↑柱や扉、窓は趣のあるつくり、ゴミ箱以外はタイムスリップしたようですw
↑ザ・木造駅舎といった佇まい、周囲の木なども相まって素晴らしい雰囲気です。

この駅では1995年に映画「男はつらいよ」シリーズの最終作「寅次郎紅の花」のファーストシーンが撮影されたことでも知られています。駅の中にはその当時の写真などが飾られています。

↑昔使われていた「手荷物取扱所」の看板がまだ実施されているような状態で展示されています。

今となってはこれほど古い木造駅舎は数えられる程度しか残っていません。
この素晴らしい雰囲気は少しでも長く残っていて欲しいですね。

↑駅前通りを含めて素朴な雰囲気の駅です。
↑改札口も木製、実際に使われていたのはガッツリ昭和です。

駅ホーム正面は田畑が広がり、駅周辺は住宅がありますが、少し歩くと加茂川がゆったり流れています。これぞ日本の原風景って感じです、知らんけど。

↑程よい田舎加減でのノスタルジーを感じます。

智頭行きの列車が来たので次の駅へ向かいます。

↑当時の時刻表では鳥取・智頭方面はこの日3本目の列車、時間は15時前です。

美作滝尾駅から3駅ほど進んだ駅で下車しました。

↑美作滝尾駅よりも山間に入ってきました。

この駅は「知和駅」。こちらも1931年の開業時からの駅舎が現存している駅です。

↑先ほどの駅舎とほぼ同年代の駅舎、この駅は瓦ではなくトタンです。

この木造駅舎の感じが素晴らしいです。

↑同じ木造駅舎でも風合いが異なり、こちらの方が淡い感じの「普通の駅」感があります。
↑知和駅はなんと当時は鳥取方面の列車が午前中にはありませんでした!

この駅も1970年に無人駅化されましたが、出札口などは当時のまま残されています。
だいたいの駅は形だけ残っていたり、板でふさがれていたりするものの、この駅はガラス越しに事務室がよく見える状態で残っているため、とても貴重だと思います。

↑カレンダーはしっかり最新に更新されていたため、管理してくださっている方がいるようです。

さて、次の駅に向けて移動したいのですが、列車は約1時間半後、、、
というわけで次の目的地の駅まで歩いて移動します。

↑この道をひたすら北上します。田舎って感じの景色です。

知和駅からしばらくは住宅が点在し、山間に田畑が広がるような風景ですが、徐々に山深くなり、並走する加茂川以外は緑に囲まれる風景に変わります。

↑進むにつれて道路の風合いも変わり、峠に突入している感じがしました。

時折、因美線の橋梁と交差します。
その中でもこの「松𡵅橋梁」(まつぼうききょうりょう)は見晴らしもよく、橋脚もありのある感じになっており、撮影スポットとしてはいい感じだと思います。どうやら橋脚はレンガ造りではなくコンクリート造りのようですが、景観がマッチしています。

参考→松ボウキ橋梁|スポット|岡山観光WEB【公式】- 岡山県の観光・旅行情報ならココ!
   因美線の木造駅舎と松ボウキ橋梁を見て、昭和初期を感じる | 遺構巡りと旅日誌

↑それなりに有名?なスポットのようです。𡵅(ほき)の字が使われている理由が気になります。

しばらく歩くと、「矢筈城址」への登山口の看板と共に「美作河井転車台」への順路の看板がありました。
転車台??有名なのか?
情報を何一つ調べていなかった私はとりあえず向かってみることとしました。

↑矢筈城は室町・戦国時代の山城、山を登った先に城跡が残っているようです。

まずは暗闇のトンネルへ突入します。

↑この先に何があるのか?どこに向かうのか?ワクワクします。

次には謎の沢を渡り、順路通りに進みます。

↑人は頻繁に通らないようで、ちょっとした冒険みたいな感じです。

そうして到着。駅より先に到着してしまいましたが、これが「美作河井転車台」です。
転車台は数あれど、手動式の転車台は数少ないと思われます。(大井川鉄道などで見られます。)

↑手動の転車台、当時は数人で押して車両を回していたようです。

案内によると、除雪作業に使用されるラッセル車を折り返すために使用されていたようで、経済産業省の近代化遺産にも認定されています。別の資料によると、使用されなくなってからは土中に埋められていたようで、近年に「発見」されたという経緯があるようです。
参考→【松村信仁の駅スタンプの旅】「産業遺産」のあるレトロ駅(2/3ページ) – MSN産経west

↑何気なく立ち寄ってみたところでこのような歴史的なものを見れるのは、こういう旅行の醍醐味だったりします。

転車台のすぐ横には「美作河井駅」があります。駅後方にはかつて「矢筈城」があったであろう山がそびえています。

美作河井駅の駅舎も先ほどの2駅と同様に1931年からの古い木造駅舎が現存しています。
この駅は岡山県で最も北に位置する駅でもあり、積雪時にはさきほどの転車台が利用されていたのだと思います。

↑また違った雰囲気の木造駅舎。それぞれに個性があります。

駅舎の中も知和駅と同様の作りをしており、当時の雰囲気を残しています。

↑私が訪れたときには人は一人もおらず、この空間を独り占めしていました。

津山行きの列車がやってきました。以前は交換可能駅でしたが、現在は片側の線路は撤去されていました。長めのホームに1両の列車が停車するのには哀愁を感じます。
作者はこの十数分後の智頭行きの列車に乗ってこの駅を後にしました。

↑静かな駅に列車がやってきましたが、去っていった後にまた静かになる感じが田舎って感じがします。

そうして智頭駅に到着。今日は因美線のレトロな駅舎を巡りましたが、古い駅舎がここまでちゃんと残っていて、現在も使用され、それらが連続している路線は中々ないと思います。
経年劣化などで駅舎解体になってしまう可能性も大いにあるため、現存しているうちに訪れなければなりません。作者も近々再訪したい場所の一つです。

↑智頭駅で鳥取方面行の列車に乗り換え、智頭急行との接続点で列車本数が少し増えます。

その後は鳥取へと戻り、ラーメンを食した後に宿となるネットカフェに向かい一日を終えました。

次は山陰本線に戻り、兵庫県北部の駅や温泉を巡った後に、次の次の日へ向けた移動を開始します。次回もお楽しみに!!

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