今回は短編的な感じで、奥羽本線(福島~秋田)の中でも屈指の秘境区間である福島~米沢間にある途中駅を巡りました。この区間の駅は非常に個性的で、通過こそすれど途中下車することは普通に生きていれば地元民でなければないでしょう。この旅ではそんな駅をそれぞれ紹介していきますので、ぜひご覧ください!!
使用切符:青春18きっぷ
Part1 宇都宮→福島→奥羽本線駅巡り前編⇒・・・
宇都宮
↓東北本線 普通列車
黒磯
↓東北本線 普通列車
郡山
↓東北本線 普通列車
福島
↓奥羽本線 普通列車
板谷
⇓徒歩
峠
↓ 次回へつづく、、、
本日は宇都宮駅からスタート!
どうしても遠出というと関西・中国方面や北海道へ行ってしまう私ですが、今回の主目的は東北の奥羽本線の秘境区間の駅に降り立つことです。さっそく玄関口の福島駅へ向かいます。

そうして奥羽本線の起点となっている福島駅に到着。
ここから奥羽本線の普通列車に乗り換えます。

乗車するのは米沢行きの普通列車。普通の列車に見えますが、通常の東北本線や常磐線とは異なり、線路幅は在来線などで用いられる1067mmの狭軌ではなく、新幹線と同じ1435mmの標準軌となっています。これはここ福島駅から新庄駅までは山形新幹線が走行するため、在来線もそれ用の仕様になっています。

奥羽本線の中でもこの福島~米沢の区間は「板谷峠越え」とも呼ばれる鉄道の難所として知られていました。この区間の歴史は古く、1899年に開通していますが急勾配となる区間を走行することから途中に設置された7つの駅のうち途中に連続する4つの駅がスイッチバック駅となっていました。その状況が1990年まで続いていました。その4つの駅を今回巡っていこうと思います。

まず一駅目に訪れたのは「板谷駅」です。
駅の外観から明らかに異質、全体が構造物に覆われています。これはスノーシェルター、線路のポイント(分岐)部分を雪から保護するためのもので、この地方が豪雪地帯である証拠でもあります。

駅名票にも注意書きがあるようにこの区間は山形新幹線が通過します。猛スピードというわけではありませんが、ホームも広くなく踏切などもあるため注意が必要です。
本線は下の写真右奥から手前にかけて走行しますが、左奥にもシェルターが見えます。あとで行ってみましょう。

スノーシェルターの出口付近には板谷駅の小さな駅舎があります。上り(福島)方面のホームにはこの待合室を経由していく必要がありますが、下り(米沢)方面は構内踏切を渡って直接ホームへ向かう構造です。

待合室の中には時刻表がありますが、これが当時ですが一日6本、かなりの地獄表です。
下にチラッと見えているのは「近代化産業遺産」の認定証です。この板谷駅をはじめとした周辺の駅などは「奥羽本線板谷峠のスイッチバック」の細分遺産の一つとなっています。
参考→switchback-pdf.pdf

そのスイッチバック遺構が左側に見える側線です。使用されていませんが、2016年当時にもある程度しっかりと遺構が残っています。

板谷駅の出口もこのスノーシェルターを越えた先にあるため、歩いて行ってみます!
側線のスノーシェルターを越えると何やらホームのような構造物が見えてきます。

これが板谷駅の旧プラットホーム。この駅に停車する列車は本線から外れて平坦なこのホームや引き込み線を使用していました。
現在の電車はパワーがあるため使用しなくてもよくなりましたが、非常に苦労したであろう当時の峠越えの区間、一度乗ってみたくもありますね。

さて、次の列車までは約3時間、気長に列車を待ちます、、、というわけはなく、本日中にこれらの駅を周るためにどうするべきか、、、もちろん徒歩で次の駅へと向かいます!!
板谷駅を後にして、駅付近から始まる山形県道232号線を進みます。この県道はもともと米沢街道と呼ばれた道付近であり、一部が狭隘であったり未舗装路レベルであったりするため車での走行は注意が必要です。

道中は工場などがあったりしますが、峠道ということで多くは一面の緑に囲まれています。

途中にある「旧米澤街道入り口」と書かれた木札。この上へ向かっている獣道でしょうか?
今回の装備では行く勇気がありませんでした、、、

歩いていると開けている箇所もあり、非常にきれいな景色。とても駅間ウォークをしている感じではありません笑。

途中の分岐で左へ。2つ目のスイッチバック駅を目指します。

道はより狭くなりましたが、先に駅だけでなく温泉地もあるため、たまに車が通ったりします。それだけでなく夏は普通にクマなどがでるため気を付けながら進みましょう。

さらに進むと大きな人工物が見えてきます。手前に見えるのは「峠の茶屋 江川」、なんと山奥に飲食店があります(予約制のようです)。

その後ろに見えている異質なものは板谷駅のものと同じスノーシェルター。ということはここが駅なのでしょう。ものすごく長いシェルターです。

シェルターの壁の板に四角い穴が開いており、その上には「峠駅」との記載があります。とても駅っぽくはないですがここがその「峠駅」の入り口です。

中にはシェルターに囲まれたプラットフォームがありました。中は意外に明るく、室内?ではありますが結構開けています。

ホームから見ると右の本線と左の引き込み線跡。非常にわかりやすい構造です。

そうしてみていると列車の接近放送が流れました。新幹線が来たかなーと思ってみてみると、なんと「East i」が突然現れました。初めて見るEast iが峠駅とは、何ともまあ奇妙な縁です。

さて、スイッチバック遺構を見に行きます。引き込み線跡には途中線路が残っており、手動の分岐器がありました。その先は線路が途切れ、車が駐車されており、何とも不思議な光景です。

引き込み線跡の先にはなんとこれまた飲食店の「峠の茶屋 力餅」があります。
この峠駅では2026年現在でも駅ホームでの立ち売りを行っており、駅の停車時間はごくわずかなのですが、列車時間などタイミングが合えば購入することができるようです。
もちろん店舗を訪れても購入・飲食することができます。(私は先を急ぐので行きませんでした、、、)

ふとホームをみると山形新幹線のE3系が通過していました。本来これが一時間に1~2本みられます。赤いのが来たときはビビりました。

ホーム上の待合室には板谷駅と同様に一日6往復の地獄表がありました。途中下車には難易度が高めです。

峠駅を堪能した後、再び県道へと戻ります。この先は物々しいゲートがあり、大型車通行止めの表示があります。これまで歩いてきた道よりも状況が悪そうです、、、

ここから先は後半の大沢・赤岩編へ続きます。前半の2駅は割と4つの駅の中でもメジャー?な方でしたが、後半の2駅もキャラが立っているので、次回もお楽しみに!!
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