【白滝シリーズ編】北海道秘境駅巡り in 2015 Part6

北海道秘境駅巡り

今回の旅行はまたまた北海道(2か月ぶり、生涯で7回目)です。主に北海道内の秘境駅・ローカル線に焦点を当てて巡りました。前回とは違い、行程はこれまでで最も過酷だと思います。

現在は多くの駅が廃止となってしまっており、今となっては貴重な旅行でした。一部のマニアの方にはより「北海道の良さ」が伝わる?旅になっていると思いますので、是非ご覧ください!!

Part6 北見→遠軽→白滝シリーズ→旭川

六日目 旅程

北見
↓特急オホーツク
遠軽
↓石北本線 普通列車
白滝
⇓ 徒歩
旧白滝
⇓ 徒歩
白滝
↓石北本線 普通列車
白滝
⇓ 徒歩
上白滝
↓石北本線 普通列車
旭川四条
↓宗谷本線 普通列車
旭川四条  ネットカフェ泊

本日は北見駅からスタート。

今日は秘境駅の中でも有名どころの”白滝シリーズ”を訪問します。”白滝シリーズ”とは、石北本線の石北峠区間にある「上白滝駅」、「白滝駅」、「旧白滝駅」、「下白滝駅」の4つの駅の総称です。(過去には「奥白滝駅」もありました。)

↑早朝の北見駅、雪はさらさらで吹き溜まりもできています。

普通列車だけでなく列車自体が少ないので、まずは北見から特急で移動します。

↑まずは上り一本目のオホーツクに乗ります。

特急に乗って外を眺めていると、雪が突然舞い上がって視界がなくなることがありました。
この地吹雪が車の運転時にあると視界がなくなるため非常に怖いですね、、、

↑この日は風が強かったですが、雪は少ししか降っていませんでした。突然視界がなくなります。

今回は遠軽駅で下車します。遠軽からは最後尾だった車両が先頭になります。

↑キハ183系のスラントノーズ、現在はタイで走っています。

特急列車でも確実に停車する駅ですが、遠軽駅で下車することはあまりありません。
私も今回が初めてでした。

遠軽駅の西側に「瞰望岩」と呼ばれる岩山があり、上まで登ると遠軽市街を一望できると同時に塀などのないスリルが味わえるようです。遠軽とはアイヌ語で見晴らしのいいところを意味する「インカルシ」が由来であり、この「インカルシ」は「瞰望岩」を指しているようです。
さすがに冬に行く自信はないため、次は夏に遠軽を訪問したいと思います。

↑写真右上にあるのが「瞰望岩」、しっかり雪化粧しています。

そしてここ遠軽からは普通列車に乗車します。この列車は遠軽始発の「白滝」行き。
本日の目的地のスタート地に向かいます。

↑始発の遠軽時点では自分以外に乗客はいません。遠軽ー白滝の短距離列車にどのぐらいの需要があるのか?

遠軽を出発し、瀬戸瀬、丸瀬布と停車すると次は終点の白滝です。この列車は普通列車、「各駅停車」ではありません。

↑白滝駅の駅名標、この時は両隣ともに白滝がつく駅でした。

列車は終点の白滝に到着。この時は結局乗客は私だけではなかったと記憶しています。
この列車は間もなく遠軽へ引き返していきます。

白滝駅はこの付近では大きい駅であり、一部の特急列車も停車します。
駅舎は立派で中の待合室では風をしのぐことができます。

↑待合室の傍らには「使用予約板」という黒板があり、時代を感じさせます。
↑白滝駅舎、特急停車駅らしい立派な佇まいです。

白滝周辺は「ジオパーク」に認定されています。
この周辺に流れる湧別川は溶結凝灰岩とよばれる岩の上を流れており、かつて岩肌がかすむほど白いしぶきが上がる美しい光景が広がっていたことがこの付近が”白滝”とよばれる所以となっています。

参考→白滝ジオパーク | ジオパークとは | 日本ジオパークネットワーク

↑この付近のジオサイトでは火山活動によって生まれた地形や岩石が見られるようです。

さて、ここから”白滝シリーズ”を巡るのですが、なんと列車がありません。先ほどの列車も白滝以外の白滝シリーズの駅を通過してしまいます。

となるとここからは自分の足で踏破するしかないでしょう。歩いて向かいます!

↑外は雪が降り風が吹き荒れており、体感温度は常にマイナスです。

まずは今回は北西へ向けて歩みを進めます。白滝の街はお店などはあまりありませんが、人の存在は感じられました。

↑白滝の市街地、街はずれには歩行者などは当然誰もいませんでした。

街の端にたどり着き、ここからは国道333号を遠軽方向に歩いていきます。いよいよ民家はなくなり、時折雪を吹き飛ばしながら車が過ぎ去っていくのみです。

↑この付近は旭川紋別自動車道が並走しており、下道を行く車は少数派ですが、時折走っているため十分注意しながら進みます。

冬の山間をひたすら進みます。景色は基本的に灰色の空と黒い木々と白い雪しかありません。

↑途中の道路は路側帯の歩ける側を歩きます。歩けるようになっているのがありがたいです。
↑これ以上雪が積もると、確かに道路にある矢羽根が頼りになります。
↑途中の第三種踏切、高い雪の壁でもはや渡れませんね。
↑並走する石北本線には時折列車が雪を飛ばしながら走っていきます。かっこいいです!

ひたすら国道沿いを歩いていると、一つの看板が見えてきました。
そこには「旧白滝」と書いてあります。目的地はもうすぐのようです。

↑「旧」とはこの付近が最初に入植者が入った場所であるためといわれているためです。

看板からしばらく歩いて到着しました。ここが「旧白滝駅」です。

↑付近には民家がゼロではなく、この時は現に利用者がいるため存続していました。

旧白滝駅はこの翌年の2016年に廃止されましたが、この駅を一人の学生が利用しており、その方の卒業を待って3月に廃止されたというエピソードが有名です。

↑駅の周囲は一面の雪原と山の景色のみで遠くに民家が数件見える程度です。

駅に到着したところ、ちょうど「快速」列車が来ました。もちろん停車せずに通過していきます。

↑この列車は特別快速きたみの旭川行き、先の白滝に停車ののちは上川、当麻、旭川に停車する速達列車です。

旧白滝の時刻表は見ての通り「地獄」です。遠軽方面は一日に一本だけ!これ以上少ない時刻表はない?

↑現在はおよそ午前11時、この日まだ旭川方面の列車は来ていません。

旧白滝駅からは列車に乗る、、、ことなく、次の駅へとまた徒歩で向かいます。

↑再び国道333号を進み、次の駅を目指します。

途中に隣を並走する石北本線に特急列車が通過していきます。これは先日乗った「流氷特急オホーツクの風」号です。この石北峠やこの先にある常紋峠を抜けて流氷のあるオホーツク海へ駆け抜けていきます。

↑列車が通過する音が遠くなると再び静かな世界に戻ります。

ここから先はより民家が少なくなり、自分一人しかいない感じが味わえます。一人旅の醍醐味でもあります。夏はヒグマとエンカウントしそうで正直徒歩では来たくないです、、、

↑車に気をつけながら、一面の銀世界を味わいながら、ひたすら進みます。
↑ジオパークに認定されているためか、ところどころに露頭のような岩肌がみられました。

そうして見えてきた青看板の柱には次の目的地の「下白滝」の名が見えてきました。

↑同時にしっかり雪も降ってきました。少し逆境って感じで逆に燃えます!

そして国道から外れると正面には建物が見え、目的地である駅が見えてきました。

↑駅前は集落があり、しっかり人が暮らしているようでした。

そして白滝駅から歩くこと約3時間。一端の目的地の「下白滝駅」に到着しました。こちらの駅には立派な駅舎があります。

↑下白滝駅舎、入り口などは除雪されており、ありがたいことに今回歩いた道は行くのが難しい場所はありませんでした。

下白滝駅の時刻表は旧白滝駅と同様に上下線合わせて一日に四本です。

↑遠軽方面一日何本もある列車の中で朝の1本以外通過するのは冷静に考えてすごいですね。

下白滝駅は列車交換が可能な2面2線の駅で、上りと下りの乗り場が分かれています。

しばらくすると列車の接近を知らせる放送が流れ、しばらくすると特急列車が通過していきました。

↑上りの特急オホーツク、雪を吹き飛ばしながら勇ましく通過していきます。
↑まもなく下りのオホーツクも通過していきました。

歩いているときには気になりませんでしたが、駅についてみるとめちゃくちゃ寒いです。
駅を散策したり持っているカロリーメイトを食べながらここでは次に来る列車を待ちます。
そうして時間が経過し来た列車に乗り込みます。

↑午後2時に列車が来ました。この駅の上り方面の始発です。

そして先ほど出発した白滝駅に戻ってきました。3時間かけて歩いたところから列車でものの数分で着いてしまいました。なんということでしょう、、、

↑さっき来た白滝駅に戻ってきました。心なしかさっきより寒い、、、

次にどうするかというと、再び歩いて残るもう一つの駅に向かいます!
先ほどとは逆方向に向けて西へ歩いていきます。

↑先ほど歩いた下白滝付近とは異なり、こちら方向は比較的民家が立ち並んでいます。

目的地へ向かう道中、気になる看板を発見。ここは「合気道ゆかりの地」です。
というのも、この付近は合気道の開度である植芝盛平翁が入植していたことに由来します。

↑雪原にポツンとかんばんがありました。

↑合気道ゆかりの地からもう少し進むと次の目的地、先ほどのロングウォークと比べればイージーです。

そして到着しました。本日最後の歩きでの目的地の「上白滝駅」です。

↑駅の周りは小さい集落になっていました。先ほどの下白滝のほうが秘境感がありました。

上白滝駅も下白滝駅と同様に立派な駅舎があります。

↑ホーム側から見た駅舎、古い木造の建物です。

雪や風を凌げるだけでもありがたいです。とはいっても暖房は無いので、歩いたりして体を温めながら列車を待ちます。

↑駅舎の中は広くベンチなどもあり、きれいに保たれていました。

そしてこれが上白滝駅の時刻表、この上なく列車が少なく、一日に上下1本ずつのみです。
まさに”地獄”表
今日の遠軽方面の列車は”終了”していて、旭川方面はまだ”始発がまだ来ていません”(笑)。

↑駅としては本当に最低限の「行って帰ってくることができる」だけの本数です。

冬の北海道ということもあり、17時ごろには日が沈み、暗くなってきたと同時に駅の電灯などが点きました。夜の雪の中の駅は絵になりますね。

↑足跡は自分のものしかなく、少なくともこの日は自分しか降り立っていないようでした。

駅入り口は暖色系の裸電球が灯っていました。より雪国の秘境の雰囲気がでますね。

↑この日の始発を待っていると周囲が暗くなってしまいました笑

ようやく迎えの列車が来ました。上白滝駅はこの列車をもって本日の営業を終了します。

今回訪問した旧白滝、下白滝、上白滝の3駅は2016年に廃止されてしまいました。残念ですが、仕方のないことですね、、、その前に訪れることができてよかったです!!

↑始発かつ終電の旭川行き、これに乗って旭川市街へ向かいます。

列車に揺られてひたすら進み、終点の一つ手前の「旭川四条駅」で下車します。この駅の近くにある銭湯でお風呂に入りました。今日は長いこと極寒の中にいたため、熱い風呂は体に沁みます!

↑旭川四条駅は高架駅、突然都会に来た感じがします。

列車で一駅、旭川駅に到着。ここで本日の行程は終了!歩いた距離は約14kmでした。
距離としてはまあまあ歩きましたね!

↑またやってきました旭川駅。今日はここまで!

旭川駅からはいつものネットカフェに向かいすぐに寝ました。

今思うと、この旅行は大変でしたが非常に楽しめていました。これ以降の旅ではもっと体力的にしんどい旅があるため、追々紹介していきます。

次回は北へ向かい、最北端の路線の秘境駅を巡っていきます。
次回もお楽しみに!!!

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