【札沼線・留萌本線編】北海道秘境駅巡り in 2015 Part3

北海道秘境駅巡り

今回の旅行はまたまた北海道(2か月ぶり、生涯で7回目)です。主に北海道内の秘境駅・ローカル線に焦点を当てて巡りました。前回とは違い、行程はこれまでで最も過酷だと思います。

現在は多くの駅が廃止となってしまっており、今となっては貴重な旅行でした。一部のマニアの方にはより「北海道の良さ」が伝わる?旅になっていると思いますので、是非ご覧ください!!

Part3 札幌→札沼線→留萌本線→根室本線→札幌

三日目 旅程

札幌
↓札沼線 普通列車
石狩当別
↓札沼線 普通列車
豊ケ丘
↓札沼線 普通列車
石狩月形
↓札沼線 普通列車
新十津川
⇓ 徒歩
滝川
↓函館本線 特急列車 
深川
↓留萌本線 普通列車
増毛
↓留萌本線 普通列車
秩父別
⇓ 徒歩
北秩父別
⇓ 徒歩
秩父別
↓留萌本線 普通列車
深川
↓函館本線 普通列車
滝川
↓根室本線 普通列車
東鹿越
↓根室本線 普通列車
滝川
↓函館本線 特急列車
札幌  ネットカフェ泊

本日も札幌駅からスタート。
朝早くに札幌駅に向かうと、ラッセル車が雪をいっぱいつけて停まっていました。

↑雪国では冬によく走行しているラッセル車。大活躍しています。

本日最初に乗車するのは「札沼線」です。札沼線は「学園都市線」という愛称で、2026年1月現在札幌の隣の桑園駅から北海道医療大学駅を結んでいます。
札沼線の「札」は札幌というのはわかりますが、「沼」とはどこのことでしょうか?

答えは雨竜郡沼田町の石狩沼田駅です。石狩沼田駅は留萌本線の途中駅でしたが、以前は札沼線の終着駅でもありました。ところが現在は留萌本線も留萌まで行かなくなり、石狩沼田が終着駅になっています。その留萌本線も2026年の4月に廃止予定、悲しいですね、、、。

↑朝一の札沼線の始発に乗ります。起点は隣の桑園駅ですがすべての列車が札幌駅始発です。

さて、列車のに乗り込んで札沼線もとい学園都市線を進みます。沿線は住宅街が多く、電車は主に平地を走行していきます。

そして列車の終点の石狩当別駅に到着。札沼線はこの駅の隣の北海道医療大学駅までは電化されており、電車が走りますが、この駅からは終着の新十津川駅までは非電化の区間となるため、ここで乗り換えます。

↑この駅は2022年より「当別駅」に改称されています。また隣の石狩太美駅も「太美駅」となっています。

ここからは一両編成のディーゼル列車に乗り換えて、”気になっていた駅”まで向かいます。

↑JR北海道といえばこの色のキハ40です。この光景ももう見れないものとなりつつあります。

というわけでその駅に到着です。降車したのは作者一人でした。

↑作者以外にも足跡があるため、全く利用されていないわけではないですが、ホーム奥まで足跡があるためおそらく同業者です(笑)。

この駅は「豊ヶ岡駅」。石狩当別駅から8駅先に来ました。

↑隣の石狩月形はこの辺りの主要駅ですが、この駅は秘境感満載です。

列車が過ぎ去った後はこじんまりとしたホームと木々と雪のみの静かな空間になりました。
人の気配はありませんが、ホームはしっかりと除雪されていました。

↑ホームはコンクリート造りで3両程度なら停めることができそう。

ホームの横には古い木造の駅舎がありました。都会の喧騒とは程遠いこの取り残されたうような雰囲気が作者的にはたまりません(歓喜)。

↑駅舎とホーム。冬は木々の葉が落ちてより寂しい雰囲気です。夏に訪れた方の写真を見るとまるで雰囲気が違います。

中は時刻表、運賃表、以外にも周辺地図や札沼線や豊ヶ岡駅の写真など様々なものがが飾ってあります。秘境駅によくある駅ノートもここにありました。

↑寒々しい外とは違って暖かな雰囲気があります。当然中も温度はー2℃と極寒なのですが、風が防げるのは大分大きいです。

駅から少し歩くと周辺に建物はわずかにありますが、一面が農耕地と思われる雪原と林で埋め尽くされており、やはり人の気配はありません。

↑駅前通り、この先に駅があるとはなかなか思えません、、、

そうして1時間をこの駅周辺で過ごし、迎えの石狩当別行きの列車が来たため乗車します。

↑秘境であっても列車がやってきてくれるのはありがたいだなも~と思ってしまいます。

1駅隣の石狩月形駅で下車。この駅は石狩当別駅以降で唯一の列車交換(行き違い)ができる駅です。この先では行き違いができないため、この駅から新十津川方面には基本的に1本の列車しか走れません。

↑この駅では毎日数回見られる光景ですが、関東民からするとテンションが上がります。

この駅で向かい側に泊まっていた新十津川行きの列車に乗り換えます。発車まではしばらく時間があるため、石狩月形駅を見学します。

↑この駅は月形町の中心駅。周辺には民家や店舗もあります。
↑待合室にはストーブもあり暖をとれるだけでなく、なんとお座敷もありました。

石狩月形からさらにのどかな雪原を進み、列車は終点の新十津川駅に到着しました。

新十津川駅のある新十津川町は明治期に発生した奈良県十津川村での大水害の被災した方々がこの地域に入植し、そこを新十津川村と称したことが由来となっています。
北海道の地名が奈良からきているのは不思議な感じはしますが、北海道には移住者がもともと住んでいた地域の名前を付けていることも時折見られます。

↑現在、奈良県は十津川”村”ですが、ここは新十津川”町”です。

この駅から次には旭川方面に向かいます。が、再び札幌には時間がかかります。
今回はもう一つの選択肢として、ここから徒歩で別の駅へと向かいます。

↑新十津川の駅舎、こじんまりとした北国らしい駅舎です。

この新十津川駅からは約4km先には函館本線の滝川駅があります。
新十津川町役場から滝川駅までのバスも出ていますが、歩いて1時間程度の道のりなので歩いて向かいます。

↑見知らぬ街を歩いて旅するのは、ハイキング気分で楽しいですよ。

石狩川を渡ります。石狩川は長さは信濃川、利根川についで第三位、流域面積は利根川に次いで第二位であり、日本三大河川の一つです。

↑河口の近くでは全くないですが、川幅は広いです。

作者の最高速で歩き続けて約50分、滝川駅に到着しました。
滝川駅は函館本線の駅で、根室本線の起点駅でもあり、特急列車も停車する主要駅です。
徒歩圏内にこの駅があるため、新十津川駅の訪問難易度は比較的低かったと思います。

札沼線が廃止された現在は新十津川駅は公園として整備されていますので、訪問の際は滝川駅からアクセスできます。

↑滝川駅は函館本線の主要駅、基本的にどの特急列車も停まるため、札幌からもすぐ行けます。

滝川駅からは来た特急列車に乗って旭川方面へ一駅、深川駅まで向かいます。

↑深川駅に到着、深川駅も特急列車がほぼすべて停車します。
↑函館本線は特急街道、毎時1~4本の特急列車が走っています。

深川駅からは「留萌本線」(るもいほんせん)に乗り換えます。
留萌本線は深川駅から日本海方面へ向かう路線です。この列車で終点まで乗車していきます。

↑留萌本線の普通列車に乗車、2両編成の気動車です。
↑北一已駅、結構な難読駅名、ただ個人的に好きな駅名なだけです。

北海道あるあるですが、”普通列車が駅を通過しがち”。乗車した普通列車は北秩父別駅を通過していきました。

途中の主要駅の留萌駅に到着。ここで列車は長時間停車します。

↑留萌駅に到着、ここですごい雪が降ってきました。

留萌は北海道の振興局の一つ、留萌振興局の振興局所在地。留萌駅は留萌市の主要駅で、1987年まで羽幌線が分岐していました。しかし、2023年には留萌本線は途中駅の石狩沼田駅までとなり、この留萌駅も廃止されました。

↑留萌は数の子で有名。駅にもかずもちゃんがいらっしゃいました。

留萌を出発して留萌本線の終着駅へ、一路南西へと向かいます。

列車は雪の中、日本海沿いを雪を巻き上げながら進みます。

そしてこの列車の終着駅に到着しました。この駅の名前は「増毛」(ましけ)駅。
とてもご利益にあやかりたい名前の駅です。ちなみにこの列車も「増毛行き」。いい名前です。

増毛という名前はアイヌ語で「カモメの多いところ」という意味の「マシュケ」からきているそうです。

↑増毛駅、留萌本線の終着駅。過去には毛を増やす会社のCMにも使われたといいます。

駅の中には水産加工品を販売する「孝子屋」(ここや)の直営店がありました。路線が廃止された今も営業しているようです。

2015年当時の時刻表。一日に7本、多くはないですねー。

↑北海道ではよくあるレベルです。

乗ってきた列車の折り返しで増毛を発ちます。(近々また来ます。)

列車で深川方面へと戻り、途中駅の秩父別駅で途中下車。
この駅から再び徒歩で目的地へと向かいます。

全速力で歩くこと約30分、秩父別の隣駅の「北秩父別駅」にきました。先ほど普通列車で通過した駅ですね!行ってみてわかりましたが、静寂な無人駅、というわけではなく、裏に高速道路が通っているため車の走行音がしきりに聞こえます。

大部分が廃止されてしまった留萌本線ですが、この駅は2026年現在も存続しています。しかし、2026年4月に留萌本線の全線廃止が予定されているため、もう先は短いです、、、。

↑北秩父別駅は北海道のローカル線の駅にありがちな板張りのホームです。
↑駅舎の側面に書いてある駅名標。歴史を感じます。逆に良く消えませんでしたね。

現在は15時過ぎ、次の列車は17時。待てなくはないですが、ちょっとお風呂に入りたいのでもう一度秩父別駅まで歩いて、近くにある温泉施設に入って少し休憩します。

↑この駅は普通列車にもよく通過されます。普通ってだけで各駅停車ではないですからね。

道中はいかにも北海道らしい、まっすぐの道に道路の端を示す「矢羽根」が設置されています。地味に雪が降る中、温泉へ向かうためひたすら歩きます。

温泉に入った後に少し休憩し、深川方面の列車に乗り込みます。

さて、貧乏旅行の宿のネットカフェはナイトパックを当てにしているため、ある程度遅く入店する必要があります。そのためもう一度滝川へと向かい、「根室本線」に乗って夜の道央を旅します。

↑列車が出発すると、駅舎を除いて暗闇の世界になります。

そうしてやってきたのは根室本線の「東鹿越駅」。当時は根室本線の途中の無人駅でした。
根室本線は2016年の台風被害により不通となってしまい、以降はこの駅から新得駅までの代替バスで存続していましたが、2024年についに富良野ー新得間が廃止となり、当駅も廃止されました。

↑周囲が真っ暗で何も見えませんが、白いいい感じの木造駅舎です。

この駅の前はかなやま湖という湖であり、周りは無人地帯。というわけで再び濡れたタオルを用意して、寒いところに来た際の儀式をします。
ここであれば自分が不審者であっても見られることはありません。振り回して10秒程度ですぐ凍りました。とても寒いです、、、。

この東鹿越駅は民家は周りにはありませんが、裏に工場があり、この時も稼働していたため工場の操業している音がしていたため、無音地帯ではありませんでした。それに関連してかホーム上には「石灰石」とかかれた岩が鎮座していました。

迎えの列車が来ました。再び滝川へと戻り、特急列車で札幌へ向かいネットカフェへと入りました。

↑暗闇にまぶしい迎えが来ました。なんとか生きて脱出できそうです。

今回は札沼線、留萌本線を中心に訪問してみました。
巡った路線はほとんどが近年廃止されてしまいましたが、作者としては昨今の近影についてもまた見て回りたいと思っています。

明日は再び札幌駅から出発し、主に”普通列車”で「道東」へ向かいます。
次回もお楽しみに!!!

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