【ヌプリ・夕張支線編】北海道秘境駅巡り in 2015 Part2

北海道秘境駅巡り

今回の旅行はまたまた北海道(2か月ぶり、生涯で7回目)です。主に北海道内の秘境駅・ローカル線に焦点を当てて巡りました。前回とは違い、行程はこれまでで最も過酷だと思います。

現在は多くの駅が廃止となってしまっており、今となっては貴重な旅行でした。一部のマニアの方にはより「北海道の良さ」が伝わる?旅になっていると思いますので、是非ご覧ください!!

Part2 札幌→特急ヌプリ→長万部→千歳→夕張→室蘭→札幌

二日目 旅程

札幌
↓特急ヌプリ
長万部
↓特急北斗
南千歳
↓千歳線 普通列車
千歳
↓石勝線・夕張支線 普通列車
夕張
↓石勝線・夕張支線 普通列車
南千歳
↓特急北斗orスーパー北斗
東室蘭
↓室蘭本線 普通列車
室蘭
↓室蘭本線 普通列車
東室蘭
↓特急北斗orスーパー北斗
札幌  ネットカフェ泊

本日は札幌駅付近からスタート。ビルの一角が示す温度はー7℃、関東ではありえない程度には寒いです。

昨日は混雑していた大通公園に再びやってきました。
ライトアップこそしていませんが、人もまばらな中でゆっくり眺められます。

↑明るいうちのほうがより細かく全体の様子を確認できます。

大通公園から札幌駅に向かって再び徒歩で向かいます。

その途中にあるのは「北海道庁旧庁舎」です。通称「赤レンガ庁舎」の国指定重要文化財で、明治時代につくられた建物です。現在は北海道・アイヌの文化についての展示やレストラン・ショップなどがあります。
この日は建物前に巨大な雪だるまが鎮座していました。

↑札幌駅からも近く、気軽に立ち寄ることができます、作者はまだ行ったことがありませんが。

本日始めにまず乗車するのは臨時特急「ヌプリ」号です。
この列車で長万部まで向かいます。

やってきた列車は、なんと昨日と同じ「ニセコエクスプレス」!
行先が函館であることでもわかるかもしれませんが、この特急ヌプリ号は昨日乗車した特急ワッカ号の対になる函館方面に向かう際の名称です。

↑列車名は違いますが、本日も昨日に引き続き同じ車両に乗ります。

札幌駅には以前から停まっていた、こちらも臨時列車で使用されるジョイフルトレイン「ノースレインボーエクスプレス」と並びました。このジョイフルトレイン同士の並びは現在はもう見られない光景です。

↑この2列車とも現在は引退しています。昔の北海道はこういう列車が多く、他にもジョイフルトレインが走っていました。

札幌からは昨日通ってきた道のりを戻ります。しかし、昨日は倶知安以降は暗くなり景色はよく見えなかったため、新鮮な乗車です。

↑主要駅の小樽、ここ以降は一気に列車の本数が減ります。

小樽を出てしばらくすると、列車は余市駅に到着します。
余市は朝ドラの「マッサン」でモデルになった竹鶴正孝ゆかりの「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」があります。
蒸溜所見学を予約すれば、国の登録有形文化財・重要文化財にも指定される建物群を見ることができ、最後には無料の試飲もできるようです。

↑余市はウイスキー以外にも夏から秋にかけては果物が多く栽培されており、果物狩りを楽しむこともできます。
↑余市駅は小樽以降では数少なくなる列車交換ができるような大きな駅です。

列車はニセコに近づくと車窓からは羊蹄山が望めます。
羊蹄山は「蝦夷富士」とも呼ばれる標高1898mの独立峰です。晴れた日にはきれいなシルエットの山が望めます。

↑羊蹄山はコニーデ型成層火山、「羊蹄山を見るならバルコニーで」。

羊蹄山を望み、ニセコを過ぎた後、昆布・蘭越・黒松内等を経て長万部に到着しました。
長万部ではご当地ゆるキャラである「まんべくん」が待ち構えていました。

↑まんべくんがファンサービスをしてくれました。きまった目をしています。

降りしきる雪の中まんべくんはヌプリ号を見送ります。ヌプリ号は一路函館に向けて走り去っていきました。

長万部駅は函館本線と室蘭本線が交わる交通の要衝で、すべての特急列車が停車します。
また、名物としては駅近くの「かなや本店」の「かにめし」が有名、本店では作り立てのあたたかいかにめしを食べることもできます。

↑長万部(おしゃまんべ)は有名ではありますが、知らなければなかなか読めません。

長万部からは特急「北斗」で再び札幌方面に戻ります。
途中の南千歳駅で下車し、普通列車で一つ先の駅、千歳駅に到着しました。
この駅から、別方向の列車の乗り換えます。

↑南千歳や新千歳空港など千歳がつく地名は知っていますが、なかなか千歳に来る機会はありません。

この駅が始発となる列車は夕張行きの普通列車です。千歳駅自体は千歳線の電車が走る駅ですが、ここから乗り込む列車は一両編成の気動車です。

↑横では長い編成の電車や特急列車が通る中で一両編成の列車がぽつんと発車を待っていました。

これからこの列車に乗って南千歳から石勝線、新夕張駅から夕張支線へ入り、終着の夕張まで向かいます。

↑通称「サボ」こと側面の行先標。北海道をはじめとしたローカル線ではおなじみ。

途中の追分駅で長時間停車。追分駅は石勝線と室蘭本線が交差する駅です。ここは明治時代から鉄道が通っており、この駅から夕張線が分岐するため、分かれ道というような意味で「追分」となっています。なお分岐点という意味から追分とつく駅は全国的に見られます。

↑非常に広い構内に一両編成の気動車がポツンと佇んでいます。

ここ追分駅は石勝線を通る特急の一部が停車します。特急の本数は多いですが、普通列車の数は非常に少ないです。夕張駅方面行は当時も一日5本でした。

↑行先は札幌や苫小牧と行った主要都市、まさに交通の要衝です。

追分を出発すると、東追分、川端、十三里と停車し、新夕張からは石勝線から分岐し、夕張方面へと進みます。2026年現在では東追分、十三里、滝ノ上が廃止となり、この区間の駅も非常に少なくなってしまいました。

↑「とみさと」とはなかなか読めない、アイヌ語由来とも少し違う難読駅名でした。
↑現在は新夕張駅までの普通列車が西から来ますが、これより先の占冠方面の石勝線は特急列車のみしか走りません。

夕張支線を走り、終点の夕張に到着。夕張駅は以前はさらに北にありましたが、平成に入ってから現在の位置に移動しました。駅前には「ホテルマウントレースイ」があり、その横にはスキー場が併設されています。

↑路線が廃止された現在でも旧駅舎を使ってカフェ「和」が営業しています。

全国的に見て「夕張」と聞いてイメージするものといえば、「夕張メロン」と「財政破綻」だと思います。

夕張メロンは夕張市のみで栽培されるブランドメロンで「夕張キング」という品種名のメロンです。旬は6月~7月という頃ですが、作者はメロンは食べれません、、、
もう一つのイメージの財政破綻は、かつては炭鉱の町として栄えていましたが、炭鉱閉鎖や過去の借金、公共事業の拡大などによって歳出が増加し、最終的に破綻に至りました。夕張の話は調べれば調べるほど怖い話なので、興味があれば調べてみてください。
とはいえ、夕張市には「石炭博物館」や「道の駅夕張メロード」、「スキーリゾート」など楽しめる観光地もあるので、追って来訪したいと思います。

↑夕張駅は一面一線の小さな駅、駅前には建物が多いですが、人はまばらです。寒い中出歩く人も少ないでしょうか。

折り返し列車で南千歳まで戻り、次は室蘭方面へ向かいます。
室蘭方面へ行く理由は「ただ行ってみたいから」です。

室蘭に到着。室蘭は内浦湾の入り口の絵鞆(えとも)半島とその付け根にある市で、室蘭港は三方を山に囲まれている天然の良港であり、全国でも有数の工業都市となっています。
広い海を望める地球岬やシンボルの白鳥大橋、工場夜景が有名ですが、室蘭を観光するのはまた別の話、、、今回はすぐに引き返します。

室蘭から普通列車と特急列車で札幌へと戻り、ネットカフェへと入り本日は終了です。

本日は函館本線の山線と夕張を巡りました。山線は新幹線が開業すると在来線が無くなってしまう可能性があるため、興味があれば今のうちに訪れておきましょう。

次回は札幌から1回の乗換で行くことができた道央を中心とした秘境駅・秘境路線を巡ります。
お楽しみに!!

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